整形外科の病気のQ&A
指が引っ掛かるときは”ばね指”といっておりますが、引っ掛からなくても同じ病態で腱鞘炎です。手根管症候群も同じ理由でおこりますが、手根管はシビレを伴います。安永の外来を受診ください。
頚椎や手首由来の手根管症候群が考えられますが、診察しないとわかりません。受診をお勧めします。
股関節は歩行の時に痛みがなければ様子を見るのも良いですが胡坐がしにくいなどあれば関節周辺のぶつかり(インピンジメントと言います)も考えられます。放置して差し支えない場合が多いのですがやはり診察しないとわかりません。指についてはまず関節の痛みと思います。(腱鞘ではなく)こちらも支障なければ様子を見ていいと思いますが、気になるならばレントゲンから調べます。
歩くのは支障はありませんが腰の辺りが痛くなり、プールなどリハビリをしています。手術した方が良いでしょうか?
ヘルニアの大きさや位置(神経の走行における)によっては手術の適応となりますが、筋力低下やシビレといった知覚障害がなく、痛みだけであれば一般的には薬、ブロック、リハビリなどが治療となります。
手術も数多くしておりますのでご心配なら受診されてください。
城石か安永まで。
脊椎の動きの変化、座位で痛みが出るとなれば脊椎の椎間板ヘルニアを疑います。あまり動きに関係ない時は内臓疾患もありうるのですが、やはり診察をしないとわかりません。
この部位に出来る腫瘍は9割方、ガングリオンです。袋の中に透明なゼリーが溜まるもので手の甲側に出来やすいものですが、手の掌側にも出来ます。確定するにはエコーが簡単にできますが、しばらく様子を見るか、また他の疾患も完全には否定できませんので気になるようでしたら受診ください。受診の際は安永の外来にお越しください。
関節リウマチの症状のひとつに”朝のこわばり”がありますが、こわばりの多くは指の腱鞘炎によるものです。いずれも日中は軽くなりますが、ご心配なら診察すればすぐ分ります。腱鞘炎は進行すると”ばね指”という引っかかり現象がおこります。
糖尿病他、基礎疾患がなければ最近サルコぺ二アという言葉が良く使われるようになりましたが、加齢による筋肉低下が最も多くみられます。他、筋肉の病気や神経による場合も少なからずありますが、やはり診察しないとわかりません。
13歳のお子さんなら、Sever病といって踵骨々端症、要は成長軟骨があるが故の一種のスポーツ障害です。まずは、原因と思われるスポーツ量を減らしたり靴の注意などから始めます。ほくろは、7mm以内(長径)なら、大丈夫です。
外反母趾は手術が必要ですか?
外反母趾は、形の異常だけで手術することはありませんが、疼痛が日常生活上支障を及ぼすようになれば手術の対応になります。
靴や装具の治療も含め受診されれば判断いたします。
仰向けに寝て両足を伸ばすと左足の付け根が痛くまっすぐに伸ばせません。寝返りを打つと痛みがあり散歩をすると足をかばって腰までなりました。また以前より外反母趾、甲の痛みもあります。
一度、受診したいと思いますが、その場合どの先生にお願いしたら良いでしょうか?50歳代女性
左足の付け根と言うのは股関節でしょうか?
急に起こったとすれば急性の関節炎が考えられますが、もともと関節の形や何らかの構造的な問題とかはレントゲンやMRI、もしくは血液検査も必要となるかもしれません。
水曜日以外は3人の医師が初診を行いますので来院ください。初診は特定の医師ではなくても必要に応じて合議しながら治療を行います。
腕は上に楽に上がります。肩に力を入れた時に痛みが走ります。どのような治療がありますか?
肩の痛みは四十肩、五十肩に代表される症状が大半を占めますが、これらの原因は肩を動かす腱(腱板と言います)にもとづく場合が多く、レントゲンではわからずMRIが有効です。
治療も様子をみるものから投薬、リハビリ、重症な場合に限って手術にもなりますが、まずは診療をお勧めします。